Windows NT ドメインへ参加する

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Windows NT ドメイン

Windows NT ドメインは、Microsoft Windows NT が管理する集合です。注意する点としては www.ez-net.jp というようなインターネットのドメインとは基本的に別物なので気をつけましょう。

Windows NT のネットワークは ”ドメインコントローラ” によって管理され、ユーザ認証はドメインコントローラによって処理されるのが一般的です。ドメインコントローラの支配が及ぶ範囲を ”ドメイン” といい、ドメイン内の資源はドメインコントローラの認証をパスして初めて利用できます。

新たに Windows NT / 2000 クライアントをセットアップした場合、既存の Windows NT ドメインの資源を使用できるようにするには、ドメインコントローラにそのクライアントコンピュータを登録する必要があります。

今回は、Windows 2000 を既存の Windows NT ドメインへ参加する方法に絞って紹介していこうと思います。ここでは、クライアントが参加する方法のみで、サーバ側のドメイン構築方法jは省きます。

 

ドメインに参加する

ドメインへの参加手続きはクライアントコンピュータ上からできます。

デスクトップ上の 「マイコンピュータ」 アイコンを右クリックして、ポップアップメニューから 【プロパティ】 を選択します。

「システムのプロパティ」 というダイアログボックスが現れますので、その中から 【ネットワーク ID】 のタグをクリックします。

そのページの 【プロパティ】 ボタンを押すと、ドメイン情報を入力するダイアログボックスが現れます。

プロパティボタンを押して現れた、「識別の変更」 ダイアログボックスで 【次のメンバー】 の 【ドメイン】 にチェックを入れます。そして、その下のエディットボックスには、参加したい NT ドメイン名を入力します。

ドメイン名を入力して 【 OK 】 ボタンを押すと、ドメインコントローラの検索が始まります。

ドメインコントローラが見つかると、ドメインにコンピュータを参加させる権限のあるユーザ名とパスワードを入力する画面になりますので、Administrator 等のドメインへの参加を許可できるユーザ名とそのパスワードを入力します。

【 OK 】 ボタンを押せば手続きは完了です。しばらくしてドメインコントローラから、ドメインへの参加手続きが完了した旨のダイアログボックスが現れたら、【 OK 】 を押して Windows 2000 を再起動しましょう。

再起動完了後、ドメインの認証を用いたログインが可能になります。

ログインダイアログの 【オプション】 ボタンを押せば、ログイン先を選択することができます。