.htaccess を使用可能に設定する (CentOS 5.4)


.htaccess による制御を可能にする

CentOS 5.4 では Web サーバーとして "Apache" が用意されています。

Apache ではディレクトリ毎にサーバーの制御を行うために ".htaccess" というファイルを使用することができるようになっていますが、CentOS 5.4 では、既定ではこれが有効になっていないようでした。

 

".htaccess" による制御を可能にするためには、"/etc/httpd/conf/httpd.conf" 内の "<AllowOverride>" ディレクティブの設定を "None" から "All" に変更する必要があります。

この "<AllowOverride>" ディレクティブは、正規表現を使用していない "<Directory>" ディレクティブ内で使用する必要があるとのことです。

 

例えば、全てのディレクトリに対して ".htaccess" を利用したい場合には、次のようにします。

<Directory />

AllowOverride All

</Directory>

これで特に明示しない限りは、全てのディレクトリで ".htaccess" を利用することができるようになります。

 

設定ファイルを編集したら、念のため設定ファイルの構文チェックを行います。

service httpd configtest

これで "Syntax OK" と表示されれば設定ファイルは問題ないので、次のようにして Apache に設定を適用すれば設定完了です。

service httpd reload