BIND のキャッシュを消去する (CentOS 5.5): Linux の使い方


DNS キャッシュを消去する

内部ネットワークに名前解決のための DNS を提供する でお話ししたように、BIND を用いたキャッシュサーバーを運用して、内部ネットワークへ名前解決のための DNS サーバーを運用している場合に、その DNS サーバーにキャッシュされているレコード情報をリセットしたいことがあるかと思います。

たとえば、別の DNS サーバーが運用しているドメインのレコード情報が変更となった場合で、キャッシュからはまだ古い情報が得られてしまう場合などに、キャッシュを消去することで、新しいレコード情報を取得することができるようになる場合があります。

 

BIND 9.3.6 でキャッシュサーバーを運用している場合には、次のようにすることで、キャッシュを消去することができました。

rndc flush

この命令は BIND 9.2.0 から利用できるらしいですが、ともあれこのようにすることで、キャッシュ情報をリセットすることが可能です。

こうすることで、他の DNS サーバーでレコード情報の更新があった場合や、設定ミスによりレコード情報を間違えて再度修正された場合など、古いレコード情報で名前解決をされてしまう不都合があった場合にも、早い段階で正しい情報に修正するということもできる可能性が高まってきます。