Windows Server 2008 (x64) に MySQL 5.1.39 をインストールする

SERVER


MySQL

MySQL は、主に Linux で広く利用されているフリーのデータベースサーバ (DBMS) です。

今回は EZ-NET レポート: IIS 7.0 で PHP を実行できるようにする で用意した Windows の PHP 環境から利用できるようにするために、PHP 環境を構築した PC と同じところ (Windows Server 2008 - 64 ビット版) に MySQL をインストールしてみることにしました。

 

MySQL のインストール

今回は Windows Server 2008 の 64 ビット版なので、64 ビット版の MySQL をダウンロードすることにしました。

日本MySQLユーザ会 のダウンロードページから、平成 21 年 10 月 02 日の時点で最新の MySQL 5.1.39 Windows x64 版から Windows MSI Installer 形式のものをダウンロードしました。

ダウンロードした "mysql-5.1.39-winx64.msi" を実行したら、ウィザードの手順にしたがって、インストールを進めて行きます。

 

タイトル画面で [Next] ボタンをクリックしたら、Setup Type で "Typcial" を選択して次へ進みます。後は [Install] ボタンをクリックすれば、MySQL 5.1.39 のインストールは完了しました。

インストールが終わると MySQL Enterprise の紹介メッセージが表示されましたが、そのまま [Next] ボタンをクリックして行けば、インストールウィザードは終了です。

終了の際に "Configure the MySQL Server now" にチェックを入れ、そのまま引き続いて MySQL の初期設定を開始します。

 

MySQL の初期設定

"MySQL Server Instance Configuration Wizard" を起動して、MySQL の初期設定を行います。

まず、設定方法を選択する画面が現れるので "Detailed Configuration" を選択して次へ進みます。

続いてインストールしている PC の種類を尋ねられたので、ここではとりあえず "Server Machine" を選択しておきました。この選択肢は、MySQL にどの程度のメモリを割り当てるかの基準になるようです。

そして、データベースの種類を選択します。違いが良く分からないので、とりあえず標準的な "Multifunctional Database" を選択しておくことにしました。

InnoDB データベースを格納する場所を尋ねられます。ディフォルトでは MySQL をインストールしたフォルダが指定されていますので、適宜変更の上、次へ進みます。

おおよその同時接続数 (approximate number of concurrent connections) を選択します。ここではとりあえず "Manual Setting" で 15 を指定しておくことにします。

接続ポートの選択です。ここでは TCP/IP による接続に必要なポート番号を指定できました。また "Add firewall exception for this port" を選択することで、自動的に Windows Firewall へも登録してくれるようでした。また、Strict Mode というものは、データベースへのデータ入力チェックを厳しくするモードだそうです。

文字セットの設定では "Best Support For Mulilingualism" を選択して、UTF-8 として設定しておくことにします。

Windows 用の設定オプションでは、"Install As Windows Service" と "Include Bin Directory in Windows PATH" の両方にチェックを入れておきました。

"Modify Security Settings" では、MySQL の root アカウントのパスワード設定を行います。

 

これらの設定を行って、MySQL のインストール準備が完了です。

あとは [Execute] ボタンをクリックすれば、これらの設定で MySQL の準備が整います。

 

MySQL 管理ツールのインストール

MySQL の管理ツールが、MySQL のダウンロードページ から入手できるようになっているので、それもインストールしてみることにします。

MySQL GUI Tools は、平成 21 年 10 月 02 日現在、32 bit 版のみの提供となっているようですので、"MySQL GUI Tools 5.0-r17 Windows (x86)" をダウンロードすることにしました。

これを、サーバー上で実行して、手順通りにインストールを進めて行けば、インストールは完了です。

 

スタートメニューの MySQL のフォルダに、新しく "MySQL Administrator" という項目が追加されるので、それを起動することで、データベースの管理ツールを起動できます。

最初は named pipe を用いて localhost へ接続すると接続できると思います。