Terminal Service で Application Server 構築

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Application Server とは

Windows 2000 の ターミナルサービスとは、コンピュータ端末で Server の管理や操作を遠隔操作で行えるサービスを提供するソフトウェアです。

ターミナルサービスに関しては、以前に [ Terminal Service で Windows をリモート管理 ] のページで紹介しましたが、今回はこれを用いてアプリケーションサーバを構築してみます。

”Terminal Service で Windows をリモート管理” と重複している内容は省略していますので、内容的にはかなり少なくなっていますので気をつけましょう。

上記ページもあわせてご覧ください。

　

アプリケーションサーバを構築すれば、LAN でつながった端末コンピュータが、アプリケーションサーバにインストールされているアプリケーションを利用することが出来ます。

端末コンピュータには画像のみが送られてきますので、アプリケーションサーバを強力にしておけば端末は画面をストレスなく表示できる程度のコンピュータ程度で十分となります。

　

ターミナルサービスを用いてアプリケーションサーバを構築するにあたって、ターミナルサーバへ接続するためには ターミナルサービス用のクライアントアクセスライセンス ( TS CAL ） というライセンスが必要になるそうです。

ただし Windows 2000 Professional においては、TS CAL は特に必要はないそうです。

あと、ターミナルサーバで使用するアプリケーションに必要なライセンスは、そのアプリケーションのライセンス契約を参照しましょう。

　

Terminal Service のインストール

ターミナルサービスのインストールは、リモート管理の時とほとんど一緒です。

Terminal Service は Windows 2000 Server に標準で添付されていますので、用意するものは Windows 2000 Server の CD-ROM だけで大丈夫です。

　

【コントロールパネル】 の 【アプリケーションの追加と削除】 を選択します。

現れたダイアログボックスの、【Windows コンポーネントの追加と削除】 という項目を選択すると、インストールするコンポーネントを選択する画面が現れます。

　

コンポーネントのリストの中から、”ターミナルサービス” を選択します。

また、アプリケーションサーバを構築する場合には、 ”ターミナル サービス ライセンス” というコンポーネントもインストールする必要があります。

　

必要なコンポーネントの選択が終わったら、【次へ】 ボタンをクリックします。

すると選択されたコンポーネントに必要なファイルがコピーされ、インストールは完了です。

　

アプリケーションのインストール

アプリケーションサーバへソフトウェアをインストールする場合は少し勝手が違います。

アプリケーションをインストールする際には 【 コントロールパネル 】 内にある、【 アプリケーションの追加と削除 】 からインストールしなくてはなりません。

　

Application Server の利用

ターミナルサービスをリモート管理で利用していたときとほとんど同様です。

まず ”ターミナルサービスクライアントクリエーター” で、端末へインストールするプログラムを生成します。

それを端末コンピュータへインストールして、ターミナルサーバへ接続を行います。

あとは通常どおり Windows 2000 を使用する感覚で、アプリケーションを利用することが出来ます。

　

ただし、アプリケーションサーバの場合は ”ターミナルサービスライセンス” を用いて、利用できるユーザを管理する必要があります。ライセンスが割り当てられていない場合でも、90 日間の期限付きでアプリケーションサーバを利用できます。

まずサーバが非アクティブの場合には、アクティブ化を行います。アクティブ化が完了すると Windows 2000 Professional クライアントは参加時に自動的にターミナルサービスライセンスが与えられますので、特に設定は必要ありません。

Windows 95/98/NT など、ターミナルサービスライセンスが付加されていないクライアントの場合は、ライセンスを購入して明示的に設定する必要があるようです。