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VAIO PCG-505V/ABX + PCGA-CD5

PCGA-CD5 を認識する起動フロッピーを作成する

2005/04/11 Tomohiro Kumagai

□ VAIO PCG-505V/ABX と PCGA-CD5

SONY の VAIO PCG-505V/ABX というノートパソコンを使っているのですけど、これに標準で付属していた CD-ROM ドライブが PCGA-CD5 でした。

この PCGA-CD5 は、たとえば Windows XP のインストール CD-ROM のような自動起動の CD-ROM から起動することは出来るのですけど、そうでない場合は、たとえば DOS 起動ディスクや Windows 98 のコマンドプロンプトのみでも、そのままでは認識してくれないのでした。

 

ちょっとしたメンテナンスのときに CD-ROM が使えないのは何かと不便なので、今回は PCGA-CD5 を認識できる DOS 起動フロッピーディスクを作成してみることにしました。

なお、これを実現するためには、PCGA-CD5 のドライバフロッピーと、VAIO PCG-505V/ABX の Disk 2 に付属していた PCMCIA ドライバ、そして MS-DOS に付属している MSCDEX.EXE が必要となりましたので、何か付属ディスクなどが不足している場合はなかなか大変かもしれないです。

 

□ PCGA-CD5 を認識する起動ディスクを作成する

起動フロッピーを作成する

まずは普通に、DOS 起動ディスクを作成します。今回は Windows XP Professional で行いました。

内容を消去しても良いフロッピーディスクを 1 枚用意して、フロッピーディスクドライブへそれを挿入します。そうしたら、マイコンピュータの ”3.5 インチ FD (A:)” を右クリックして、【フォーマット】 を選択します。そしてフォーマットオプションの ”MS-DOS の起動ディスクを作成する” にチェックを入れてフォーマットを開始すれば、これで DOS 起動ディスクが出来上がります。

なお、これで出来上がったディスクを使って起動してみると、Microsoft Windows Millennium としてコンソールが立ち上がるようでした。

 

なお、上記ではマイコンピュータを用いて作成しましたけど、コマンドプロンプトを用いて次のようにしても、起動ディスクを作成することが出来るようです。

 

デバイスドライバを組み込む

CD-ROM ドライブを使用するために、それらに必要なデバイスドライバを、先ほど作成した起動フロッピーディスクに組み込んであげる必要があります。

この作業は、フロッピーへ必要なファイルをフロッピーへコピーしたうえで、"AUTOEXEC.BAT" および "CONFIG.SYS" を編集することで行います。これらのファイルはテキストファイルですので、メモ帳などのテキストエディタで編集できます。

なお、CONFIG.SYS ファイルは ”保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない” 状態になっていると見えないので、見つからない場合はフォルダオプションを調整しましょう。

 

まずは PCMCIA ドライバを組み込みます。

PCG-505V/ABX の PCMCIA ドライバは、付属していたリカバリ CD-ROM の Vol.2 の方に収録されていますので、それを利用します。

まずは CD-ROM の中から "\VAIO\Drivers\RealMode\" に保存されている ”PCCard” フォルダを、起動フロッピーディスクへコピーします。そして "CONFIG.SYS" へ次の行を追記しておくことで、起動時に PCMCIA ドライバが組み込まれます。

DEVICE=\PCCard\CNFIGNAM.EXE /DEFAULT

DEVICE=\PCCard\PCMSS.EXE

DEVICE=\PCCard\PCMCS95.EXE

DEVICE=\PCCard\PCMRMAN.SYS

 

続いて、PCGA-CD5 のドライバを組み込みます。

PCGA-CD5 に付属しているインストールフロッピーディスクに DOS 版のドライバが含まれていますので、ディスクの中の DOS フォルダを起動ディスクへコピーします。そして次のように "CONFIG.SYS" ファイルを追記します。

 

まずは ATA インターフェイスカード用のドライバの組み込みです。

DEVICE=\DOS\ATAMGR.SYS /M180 /I3

続いて、CD-ROM ドライバの組み込みです。

DEVICE=\DOS\KMEATACD.SYS /D:PCGACD5

 

あとは、"AUTOEXEC.BAT" へ一行加えればほぼ完成なのですけど、この最後がなかなか手間でした。

というのも、最後に "MSCDEX.EXE" という MS-DOS 用の CD-ROM マウントソフトを使用しなければならないのですけど、これがなかなか見つからないのでした。起動ディスクを作成した Windows XP Professional には含まれていないし、VAIO PCG-505V/ABX のリカバリ CD-ROM でも、このファイルを単体で取り出すことは出来ませんでした。

今回は、別に持っていた Windows 98 SE のインストールディスクにて、"BASE5.CAB" ファイルに、"MSCDEX.EXE" が含まれているのを見つけたのでそれを使用することにしました。なお展開には、Windows 98 SE の CD-ROM に含まれている EXTRACT.EXE を使用して、"EXTRACT BASE5.CAB MSCDEX.EXE" などとします。

 

"MSCDEX.EXE" が手に入ったら、それをフロッピーへコピーして、今度は "AUTOEXEC.BAT" ファイルへ次の行を追加します。なお、このファイルは最初からは存在していない場合があるので、その場合は新しく作成しましょう。

MSCDEX.EXE /D:PCGACD5 /L:E

この設定は、CONFIG.SYS で組み込んだ "PCGACD5" という CD-ROM ドライブを、ドライブ E: として使用するという意味合いです。

 

これで基本的には完成なはずですけど、念のため "CONFIG.SYS" の方に次の行を追加しておくと良さそうです。

LASTDRIVE=Z

こうしておくと、使用できるディスクドライブが A: から Z: までとなるので、今回 CD-ROM に割り当てた E: ドライブも利用対象となります。

 

あとはこの起動ディスクを用いて VAIO PCG-505V/ABX に PCGA-CD5 を接続して起動すれば、E: にて CD-ROM ドライブを使用することが出来るようになりました。

 


 

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