DNS サーバ djbdns のインストールと設定

2002/03/24 Tomohiro Kumagai

A-2: 標準的なデータ行

ネームサーバの定義

ネームサーバを定義する [ SOA / NS / A ]

【書式】

.fqdn:ip:x:ttl:timestamp:lo

&fqdn:ip:x:ttl:timestamp:lo

【役割】

x.ns.fqdn または x を、ドメイン fqdn のプライマリネームサーバとして登録します。その際、hostmaster@fqdn を、その連絡用アドレスとして登録します。これにより、登録されていない *.fqdn の名前に対して NXDOMAIN を応答するようにします。

このレコードは x の値を変えることで複数登録することができ、その場合も SOA レコードは1つだけしか作成されないそうです。

 

また、ドット ( . ) で始まるレコードは SOA を生成しますが、& ではじめた場合は SOA レコードを生成しません。

この違いから、ドットではじめる場合はそのドメインが自分自身の所有である場合、逆に & ではじめる場合は譲渡されたドメインである場合というように使い分けるそうです。

【データ】
fqdn 対象となるドメイン名です。
ip DNS サーバの IP アドレスです。省略した場合には A レコードは作成されません。
x DNS サーバ名です。ドット ( . ) を含まない値を指定した場合は、"x.ns.fqdn" の値が DNS サーバ名として使用されます。

※ ip は省略可能です。省略した場合は A レコードは生成されません。

※ ttl / timestamp / lo は省略可能です。これらの役割は Appendix A-1 を参照してください。

【レコード】

            SOA x.ns.fqdn postmaster.fqdn

            IN NS x.ns.fqdn

x.ns.fqdn   IN A ip

このような感じでレコードが作成されます。

x.ns.fqdn となるのは、x に対してドット ( . ) のない値が指定された場合で、ドットを含む文字列が指定されたときには、.ns.fqdn をつけずに、単に x に指定した値が有効になります。

 

【例】

.ez-net.jp:192.168.0.1:ns1.ez-net.jp

.ez-net.jp:192.168.0.2:ns2.ez-net.jp

これで、ez-net.jp ドメインが SOA レコードで定義され、その DNS サーバとして ns1.ez-net.jp と ns2.ez-net.jp の2つが NS レコード及び A レコードで登録されることになります。

もしも A レコードを登録したくない場合には、ip アドレスの部分を省略します。

 

ホスト情報の定義

ホスト情報を定義する [ A / PTR ]

【書式】

=fqdn:ip:ttl:timestamp:lo

+fqdn:ip:ttl:timestamp:lo

【役割】

ホスト名と IP アドレスを対応させます。

= 行の場合は、ホスト名から IP アドレスを示す A レコードのほかに、IP アドレスからホスト名を検索する PTR レコードも登録されます。+ 行の場合には、A レコードは登録されますが、PTR レコードは登録されません。

※ data ファイル内で定義されていない fqdn を含むレコードを登録しても、tinydns は返答しないそうなので注意が必要です。かならずドット ( . ) または & 行で DNS サーバが登録されている必要があります。

【データ】
fqdn 対象となるホスト名です。
ip ホストの IP アドレスです。

※ ttl / timestamp / lo は省略可能です。これらの役割は Appendix A-1 を参照してください。

【レコード】

fqdn     IN A ip

ip       IN PTR fqdn

このような感じでレコードが作成されます。

 

【例】

=host1.ez-net.jp:192.168.0.1

+host2.ez-net.jp:192.168.0.2

これで、host1.ez-net.jp と host2.ez-net.jp が A レコードで定義されます。host1.ez-net.jp の方は = 行で定義されていますので、逆引き用の PTR レコードも合わせて生成されます。host2.ez-net.jp の方には PTR レコードは生成されません。

 

メールサーバの定義

メールサーバを定義する [ MX / A ]

【書式】

@fqdn:ip:x:dist:ttl:timestamp:lo

【役割】

x.mx.fqdn または x を、ドメイン fqdn のメールサーバとして登録します。dist によってメールサーバの優先順位を指定することができます。

【データ】
fqdn 対象となるドメイン名です。
ip メールサーバの IP アドレスです。
dist メールサーバの優先順位です。いわゆる MX 10 とか MX 20 とかの数値の部分で、省略時には 0 が指定されたものとされます。
x メールサーバ名です。ドット ( . ) を含まない値を指定した場合は、"x.mx.fqdn" の値が メールサーバ名として使用されます。

※ dist は省略可能です。省略した場合は 0 が指定されたものとされます。

※ ttl / timestamp / lo は省略可能です。これらの役割は Appendix A-1 を参照してください。

【レコード】

            IN MX dist    x.mx.fqdn

x.mx.fqdn   IN A ip

このような感じでレコードが作成されます。

x.mx.fqdn となるのは、x に対してドット ( . ) のない値が指定された場合で、ドットを含む文字列が指定されたときには、.mx.fqdn をつけずに、単に x に指定した値が有効になります。

 

【例】

&ez-net.jp:192.168.0.3:mail.ez-net.jp

これで、ez-net.jp ドメインが MX レコードで定義され、そのメールサーバとして mail.ez-net.jp が A レコードで登録されることになります。

 

コメント行

コメントを記載する [  ]

【書式】

#comment

【役割】

data ファイル内にコメントを書くために使用します。

【データ】
comment なんでも可
【レコード】

make 時に無視され、レコードは生成されません。

 

【例】

# コメント行です。

data ファイルをわかりやすくするために、コメントを入れることができます。

 

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