[ TROUBLE REPORT ]

Windows 2000 Server

Primary Domain Controller 停止記

2001/01/07 Tomohiro Kumagai

□ PDC ダウン

目覚めると、頻繁に再起動を繰り返していた・・・。

ネットワークの肝心かなめ、PDC こと Primary Domain Controller が大変なことになってしまいました。昨日まではまったく元気に動いていたというのに、災いというものは、とつぜん訪れるものです。

電源を一度ちゃんと切って再起動してみましたが、べつに特定の場面で停止するというわけでもなく、やはりとつぜん再起動されてしまいました。仕方ないので原因の究明に入ることにしました。幸い、BDC こと Backup Domain Controller があったため、ネットワークに致命的なダメージは与えずに済みそうです。

 

Windows2000 が壊れたというよりは、ハードウェアがどこか故障したのではないかということで、手当たりしだいあやしそうなものを調べてみることにします。

まずはメモリ。128MB SDRAM が 3 枚のっていたので、まずはそのうちの 2 枚をとりはずして 1 枚だけでコンピュータを起動してみることにしました。しかしながら特に効果があったようには見えません。別のもう 1 枚と交換してみたりもしましたが同じです。

つづいて CPU です。Intel Celeron が 2 基のっていたので、やはり片方ずつはずしてみるということをしましたが、やはり効果がありませんでした。

 

これらの作業の間、再起動するたびに、落ちるところが違うわけですが、パーツ交換に時間がかかっているほど、つぎの再起動で長持ちするようです。その途中、Windows がぜんぜんディスクアクセスを止めなかったりして、どうやら Windows 自体もやられてしまっているような予感もします。

ということで、ハードディスクを購入して、とりあえず Windows 2000 を新規にインストールしてみることにしました。しかしながら途中でコンピュータダウン。どうやらやはりハードウェアの方がまず問題のようです。

 

作業の途中、ふとさわった電源ボックスがやけに熱くなっているのに気がつきました。もしかしてこれによる熱暴走かも、ということでケースを購入して再チャレンジすることにしました。

ケースを購入して、マザーボードやネットワークカードなど、ひととりを取りつけてみました。そして電源をいれてみると、いっけんなんの問題もなく Windows 2000 を起動することができました。しかしながら挙動が不自然です。どうやらドメインコントローラとして正常なサービスを提供していないようです。

それでもこりずに、UltraDMA/66 の HPT366 ドライバをインストールしたりしてみると、青画面発生です。どうやら Windows 自体、やはり非常に不自然になってしまっていたようです。

 

□ Windows 2000 再インストール

思い切って Windows 2000 を再インストールすることにしてみます。もともとサーバ兼作業用コンピュータだったのでディスクはぐちゃぐちゃだっただろうし、それにまた落ちたときに何かと大変なので。

まずはドメインコントローラの確保です。

BDC を、PDC へ昇格します。BDC 側で、【 サーバマネージャ 】 を開いて、BDC を選択して、システムメニューから 【 コンピュータ 】 → 【 プライマリ ドメイン コントローラに昇格 】 を選択します。

PDC と BDC が同期を取り始めましたが、待てども待てども終了しません。やはり PDC は完全にその機能を果たしていないようでした。しょうがないので、PDC をシャットダウンして、同期を取らずに BDC を PDC へと昇格しました。その後、念のためサーバマネージャから PDC だったコンピュータを登録抹消しておきます。

さて、これで PDC は確保できましたので、安心して再インストールを行うことにします。

 

たしか、まず Windows NT 4.0 を BDC として、PDC に昇格した後で Windows 2000 へアップグレードするという手続きをとらないといけないような話を聞いたので、今回もそのような方法で進めていくことにします。

ただ、それだけだと面白くないので、今回は Windows NT Server 4.0 Enterprise Edition をインストールすることにしました。

 

Windows NT Server 4.0 Enterprise Edition の CD-ROM を入れて、コンピュータを再起動します。すると Windows NT 4.0 のセットアップが始まります。Enterprise Edition だからといって、特に変わったこともなくインストールが進んでいきました。

インストールが終わったとで、いきなり Windows NT 4.0 Service Pack 3 をインストールするメッセージが表示されました。Enterprise Edition のインストールを完了するためには Service Pack をインストールしないといけないのだそうです。

なんかすこしだけ、めあたらしさを感じつつ、Service Pack 3 をインストールして、再びコンピュータを再起動しました。次の起動時には、Microsoft Windows NT Server, Enterprise Edition インストーラという、これまたはじめてみるプログラムが起動しました。

【 続行 】 を選択して、次へ進んでみます。

  • Microsoft Cluster Server
  • Microsoft Message Queue Server
  • Microsoft Transaction Server
  • Microsoft FrontPage 98
  • Internet Information Server 3.0 アップグレード
  • インターネット エクスプローラ 3.02

という選択項目がありました。

なんだか Windows NT Option Pack でなじみがありそうなものたちのようですが、特に必要性がなさそうなのでどれも選択しないで 【 終了 】 しました。

 

さて、このコンピュータを PDC に昇格することにします。

PDC 側から サーバマネージャ を開いて、このコンピュータを選択して、【 コンピュータ 】 から 【 プライマリ ドメイン コントローラに昇格 】 を選択します。PDC 側から昇格の作業をしないと、拒否されてしまうので注意しましょう。

しばらくすると、正常に PDC に昇格することができました。今度はいよいよ、Windows 2000 へのアップグレードです。ここでも、すこし趣向を変えて Windows 2000 Advanced Server をインストールすることにします。

 

Windows 2000 Advanced Server の CD-ROM を、CD-ROM ドライブへ挿入します。するとアップグレードするかをたずねられますので、【 はい 】 を選択してアップグレードを開始します。

【 Windows 2000 にアップグレードする 】 を選択して、次へ進んでいきます。セットアップに必要なファイル群がコピーされて再起動されます。通常のインストールと同じように、淡々とインストールが進んでいきます。

 

つづいて、Active Directory のインストールウィザードが起動しました。ドメインコントローラには必須な機能ですね。さっそく 【 次へ 】 進みます。

【 新しいドメイン ツリーを作成 】 を選択して次へ進みます。そして 【 ドメイン ツリーの新しいフォレストを作成 】 を選択します。新しい完全な DNS 名を入力するようにいわれるので、コンピュータ名を含まないドメイン名の形で入力します。そして、データベースとログを格納する場所などを指定します。

ドメインツリーを処理できる DNS が存在しないということで、つづいて DNS のインストールを行います。ガイドにしたがって次へ進みます。今回は Windows NT と共存しているので、【 Windows 2000 以前のサーバーと互換性があるアクセス許可 】 を選択しておきます。

このような手続きをおえると、以前のドメイン名 (NetBIOS) と新しいドメイン名が結びついたドメインが生成されました。

これで、いわゆる以前のドメイン構成に回復しました。

 

□ ディスクサーバの復活?

さて、もうひとつの重大なこと。ディスクサーバの復活です。

これがなかったために、この数日間、かなり苦労してしまいました。なにをするにもデータが取り出せないので、これを改善しないことには、今回の作業の意味がないというものです。

 

せっかくインストールし直したのですから、すこしでも快適に使えるようにすることにします。

High Point Tech のサイトから、UltraATA/66 HPT366 の Windows 2000 用ドライバを入手して、それをインストールすることにしました。この文章の書き出しのところで、不調になってしまったものです。ちょっとおそるおそるのインストールです。

そのまえに、ちょっと微調整を。イーサネットコントローラが認識されていないようなのでそれをインストールしたり、ビデオカードが VGA 互換として認識されているのでちゃんとしたものにインストールし直してみたり・・・。あれ、アクティブタイトルバーの色がすこし違うような・・・。

さて、いよいよ HPT366 のインストールです。Windows 2000 用の v1.25 ( 366_2k_125.zip ) をダウンロードして、大容量記憶域コントローラにインストールしました。再起動・・・。ほっ、なんの問題もないようです。

 

ディスクマネージャーでディスクの構成を見てみると、以前のディスクサーバで使用していたハードディスクは、異形式のダイナミックディスクとして認識されています。というか認識されていないようなものですね。

とりあえず、そのうちの1つを選択して、右クリック → 【 形式の異なるディスクのインポート 】 を選択してみることにします。しばらくの間カリカリと音を立てたあと、元どおりのハードディスクとして認識されました。

 

□ 災い再び

ミラーボリュームを復活させたあたりから、再起動するとまた停止してしまう症状が再発してしまいました。もしかするとミラーボリュームが壊れてしまっているのでしょうか・・・。いちど、ベーシックディスクに戻したほうがよかったのでしょうか。

とりあえず、前回正常起動できた構成で再起動をかけてみることにします。しかしながらやっぱり停止。セーフモードで動かしてみると、ハードディスクこそ、がりがりと音を立てているけれど、何とか持ちこたえている様子。

がりがりと音を立てているのは、どうやらミラーボリュームが再同期をかけているためらしい。やはり何かダメージを受けているのか・・・。とりあえず、もう一度セーフモードに突入してみることにします。すると今度は間髪を入れずに停止してしまいました。

 

ミラーボリュームを構成しているディスクのうち、1台をはずしてみることにしました。通常起動で Windows へ突入させます。停止。しょうがないので、もう一つもはずしてみることにします。起動までに非常に時間がかかりましたが、なんとか操作できる状態にまではいきました。

ちょっと恐いですが、ミラーを解除してみることにします。冗長性がないとのことで、データのコピーが一つ削除されてしまうそうですが・・・。再起動してみると、やっぱりログオンできるようになるまでには非常に時間がかかってしまいましたが、保存されているデータは無事のようです。

その後もいろいろとしていたら、やっぱり停止してしまいました。これは HPT366 をあきらめたほうがいいのかもしれません。ということで、通常の IDE にハードディスクをさし直して再起動することにしました。

そして起動後、HPT366 をデバイスマネージャから削除しました。

 

□ 作業を終えて

なにが原因なのか、けっきょくログオンまでの時間は長くなってしまったままでした。

でもとりあえず、エラーを出す原因の HPT366 を削除したのでたぶん大丈夫でしょう。ちなみに、マザーボードは BP6 です。いったん解除したミラーボリュームをもう一度構築して、今回の作業を終えることとします。

 

あとで気づいたことですけど、レスポンスが悪かったりしたのはどうやら、Kerberos Key Distribution Center が提供されていないからだったようです。無効になっていたスタートアッププロパティを自動に切り替えて、サービス開始してみたところ、改善されたようです。

しかも、まだ少しだけ問題が残っていて、別の Windows 2000 コンピュータを、新 Windows 2000 ドメインに参加させることができないのです。

しかしながら、いろいろ調べてみると、TCP/IP で設定した IP は自動取得となっているではないですか。いわゆる LMHOSTS でドメインコントローラを指定していたため、IP がずれてしまったという単純な問題でした。

また、FrontPage Server Extension がどうもうまくいきません。権限を与えようとしても、なぜかドメインが見つからないというエラーが出てしまいました。これは、検索する DNS サーバに、ドメインコントローラの DNS を追加することで解決できました。

 


 

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